ロシア・モスクワ出張記【観光地編】紹介されていないレアな観光名所も

ロシア・モスクワ出張記【観光地編】紹介されていないレアな観光名所も

先日ロシアの首都モスクワに海外出張にでた。

もちろん仕事で出張しているので、基本的に商談や市場調査など、ビジネス中心の旅程だったが、

全ての仕事内容が終われば、お客も気を遣ってくれ、モスクワ案内をしてくれた。

 

中にはガイドブックには載っていない、レアで興味深い名所も紹介してくれた。

今回は、モスクワのベーシックだが外せない観光名所と、現地の人オススメのめずらしい名所を紹介したい。

モスクワに行く予定の人は、参考にしてみてはいかがだろうか。

ちなみに、日本人がロシアに入国するには、ビザが必要だ

ビザの取得方法は、こちらのページにまとめてみるので参考までに。

 

 

モスクワ名所と言えばココ! 赤の広場

おそらくモスクワと言われて一番イメージする光景が、この『赤の広場』だろう。

赤の広場とは、四方にこれまた観光名所が並ぶ大きな広場なのだが、

各名所にはどこも直ぐにアクセスできる。

クレムリンや聖ワシリー聖堂など、周りの名所は必ず見ておいた方が良いところばかりだ。

モスクワ観光はまず、この赤の広場を目指して行くことをオススメしたい。

 

『赤』はロシア語で、美しいを意味する。その名の通り、周りの名所との調和も綺麗で素晴らしい。

この赤の広場と、隣接する『クレムリン』は世界遺産に登録されている。

『クレムリン』 ロシア政治の中枢要塞

赤の広場の隣にはロシアの政治機関や大統領官邸がある「クレムリン」がある。

クレムリンとは城塞を意味しているが、文字通り四方を城壁で囲まれている特別なエリアのことだ。

中世や旧ロシア帝国時代には、宮殿が建設され、現在もクレムリン内には多くの宮殿がある。

中でも凄いのはアルハンゲリスキー聖堂と呼ばれる大きな教会だ。

ここは昔のロシア帝国の歴代の皇帝のお墓でもある。

聖堂内にいくつもの棺があり、その地中に多くの皇帝が実際に埋葬されているのだから驚きだ。

教会付近に置かれている巨大な鐘。

なんと200トン近くの重量で世界最大の鐘だそうだ。

実際に横に立ってみると、その大きさにビックリする。

 

18世紀に製作されたが、その重みから持ち上げることができず、結局一度も鐘がならされることはなかったという。

また1737年に起きた火災で一部が破壊されてしまった。

 

グレムリン内部には大統領官邸もある。

プーチン大統領が官邸にいる時は、官邸にロシア国旗が挙げられる

赤の広場やグレムリン内部から、国旗が上っているか確認できる。

プーチン大統領と物理的に数百メートルの距離にいると思うと、

なんだか変な感じだが、多分ここに来たら思わず確認してしまうだろう。

特徴的な玉ねぎ型の屋根『聖ワシリー聖堂』

赤の広場の中央奥には、ロシアに特徴的な教会がある。

カラフルでたまねぎ型の屋根をした「聖ワシリー聖堂」だ。

このたまねぎ型のドームには、雪が効率的に降り落ちるようにと、歴史を通して設計されてきたそうだ。

ロシアならではの形というのもうなずける。

とてもカラフルな配色だが、あの色にも理由があるそうだ。

ロシア正教の聖書に記述のある色とその意味合いを使っている。

黄金のドームも特徴的だが、「天の栄光」という意味があるそうだ。

 

レトロで豪華な店内の『グム百貨店』

赤の広場の隣には、約120年の歴史を持つ、グム百貨店が居を構えている。

ソ連時代には国営の百貨店として運営されていた。

計画経済がうまく行っているという世界的なアピールの場として、

「物資欠乏を起こさない商店」と呼ばれ、ソ連時代経済のショーウィンドウ的な役割を果たしていた。

現在も百貨店内は豪華な内装のままで、どこかレトロな雰囲気も醸し出している。

 

中に入っているブランドは世界中の一流ブランドが多く、ウィンドーショッピングだけでも楽しい。

お土産専門店も入っており、ロシア土産の代表的な、マトリョーシカやウォッカ、キャビアも買うことができる。

しかし、価格も最高級のものなので他店と比較してから検討した方が良いだろう。

 

ちなみにこのグム百貨店内には、世界一豪華なトイレがある。

使用するときにお金を払わなくてはいけないほどだ。

 

 

トイレ内はとても広く、大理石で作られた空間は、まるで超高級ホテルのバスルームのようだ。

髭剃りなども購入でき、アメニティが揃っている。

昔のロシアセレブはこのトイレで身だしなみを整えていたのだろうか。

一度見てみるのも面白いと思う。

 

グム百貨店内にはカフェなどもあるので、赤の広場観光で疲れた時に一休みの場として利用するもの良いだろう。

 

赤の広場付近のオススメ・レストラン「Dr.Zhivago」

赤の広場の近くに、とてもオススメなレストランがあるので紹介したい。

お客に接待されたレストランで、お店の雰囲気、料理の美味しさはバッチリだった。

ソ連時代の雰囲気をそのままインテリアにしており、ウェイターもソ連時代の制服やバッチを着用している。

高級感もあって観光客にとってはソ連時代のレストランを体験できるようでとても新鮮だ。

レストランの名前の「Dr.Zhivago」(ドクトル・ジバゴ)は、ロシアの小説のタイトルから来ている。

1957年にボリス・パステルナークという小説家が発表した小説のタイトルだが、ノーベル文学賞を受賞するほど有名な作品だそうだ。

ロシア料理のレストランなのだが、名物は「ビーフストロガノフ」だ。

牛肉のシチュー煮、のような料理だが、本場ロシアではマッシュドポテトと一緒に出される。

 

これがまたとても美味しい。

またロシア料理に代表的な、「ボルシチ」(赤いコンソメスープ)も美味しかった。

その他、スープ餃子(ダンプリング)もロシア料理では有名だそうだ。

ちなみに、ボルシチや餃子はモスクワのレストランの至る所で食べることができる。

このレストランは、観光客にもちろん人気なのだが、料理の質と手ごろな価格で、地元民にも人気なお店になっている。

そのため、ディナーをしたい人は予約が必須とのこと。

しかし実はこのレストラン、24時間オープンしている。

そのため、赤の広場観光で疲れたのちに、昼・夜の混む時間帯を避けて、カフェとして利用することも良いかもしれない。

メニューと価格表。良心的な値段だが、味は本格的(通貨はロシア・ルーブル)*2020年2月時点

ガイドブックには載っていないがオススメ観光スポット

 

ザリャジエ公園とメディアセンター

 

ザリャジエ(Zaryadye)公園は赤の広場やクレムリンの裏側にある、大型の公園と複合施設だ。

2017年にオープンしたばかりという新しい観光スポットで、大きなホテルの跡地に作られた。

自然の広がる公園だけではなく、コンサートホールや紹介するメディアセンターなどの多目的施設が敷地内に作られている。

アメリカTIME誌に『世界最高のの名所100選』にも選ばれたそうだ。

ロシアといえば、寒く雪がチラつくイメージがあるかと思うが、夏の間は気温も上がり、半袖でも生活できる。

観光としてはベストシーズンだろう。

7−8月は植物や木々も緑になり、公園内には散歩に訪れる地元ロシア人が多い。

短い夏を満喫するため、ロシア人はこの間よく外に出るそうだ。

 

公園内に『メディアセンター』と呼ばれる施設がある。

映像と体感をミックスさせた新感覚のアミューズメント施設だ。

このメディアセンター内にオススメのアトラクションがある。

「Soaring over Moscow」という名の、体験型アトラクションだ。

宙に浮くイスに座って、スクリーンに映し出されるモスクワを探検する。

まるで実際にヘリコプターに乗ってモスクワ中を空から眺めているかのような体験ができる。

 

 

映像もモスクワの主要な観光名所を網羅していて、しかも上空から実際のヘリで撮影した映像を見ることができる。

イスは高さ数mの位置まで浮上し、映像のタイミングに合わせて動く。煙やミストまで飛んでくるのだから、

遊園地のアトラクションさながらの面白さだ。

ロシアが誇る、映像と体感を組み合わせた新感覚のアトラクションだった。

しかも数日のショートスティでは周り切れない、モスクワ中の観光名所を一気に見れるので、ぜひオススメしたい。

 

宇宙飛行士記念博物館

 

ロシアと言えば、アメリカと並ぶ宇宙産業をイメージする人も多いのではないだろうか。

特にソ連時代にはアメリカと競争して、ロケット開発や打ち上げをしていた。

その時代の資料や、宇宙船・衛星が展示してあるのが「宇宙飛行士記念博物館」だ。

 

ロシアはソ連時代に、世界で初めて衛星を宇宙に飛ばし、有人宇宙飛行を行った。

人が宇宙に行く前に、最初に宇宙に行ったのはロシアの犬だったそうだ。

 

 

この2匹の犬は、実際に宇宙に行って帰ってきた犬で、帰還後も地球で寿命を全うしたというから驚きだ。

死んでしまった後で標本になってここに展示されている。

人間で一番最初に宇宙へ行ったのは、ロシアのガガーリンで、帰還後のコメント「地球は青かった。」は有名だ。

実際に使用された帰還宇宙船が展示されていたりする。

大気圏に突入する際に丸焼けになるので、表面が焦げている。とてもリアルだ。

 

 

他にも実際の宇宙ステーションの中に入れたり、近代宇宙開発の資料も沢山展示されている。

 

 

宇宙に興味がなくても楽しめると思うので、ぜひ訪れてはいかがだろうか。

ちなみに、ここでは本物の宇宙食が販売されている。

 

 

チューブの中でペースト状になっている宇宙食だが、ロシアらしく「ボルシチ」味の宇宙食もある。

モスクワ観光の良いお土産になると思う。

いかがだっただろうか。

今回は仕事の合間にロシア人のお客に案内してもらった、オススメの観光スポットを紹介した。

モスクワへ行くという人はぜひ参考にしてみてほしい。