【有名観光スポットも】オーストリア・インスブルック出張記

【有名観光スポットも】オーストリア・インスブルック出張記

インスブルック(Innsbruck)という都市を知っているだろうか?日本ではあまり聞き馴染みのない名前だが、オーストリアの第5の都市と言われている。

今回ビジネスの関係でこのインスブルックへ出張したが、色々な面で驚きがあった。人口13万人に満たない都市には世界的に有名なブランドの本社が数社もある。またスキーやスノーボードを楽しめる豊かな自然資源があり、過去冬季オリンピックが2回開かれているほどだ。

今回現地に住んでいるお客にアテンドしてもらったので、現地人ならではの声や、インスブルックの観光スポットも紹介したいと思う。

インスブルック(Innsbruck)

オーストリア 共和国・チロル州の州都で、オーストリア首都のウィーンとは反対の西側に位置している。

Google Mapより

人口は約13万人で、オーストリア内では5番目に多い。(ウィーンは約170万人)

都市の南北に山脈があり、北のアールベルク峠を越えるとドイツへ、また南のブレンナー峠を越えるとイタリアへ入国できる。ちょうどドイツとイタリアの間に位置しているのだ。
その為、昔から交易の中継ポイントとして重要な役割を果たしてきたそうだ。

インスブルックの人々の性格は?

インスブルック に住むお客によると、「インスブルックの人の性格は、イタリア人ほどルーズではないが、ドイツ人ほど頑固で堅くはない」とのこと。

なるほど、地理がその地域の人の性格に関係している良い例だと感じた。良い意味で両国の特徴の間を取ったような性格だそうだ。

彼に言わせると、「ドイツ人はビジネス、ビジネスし過ぎており遊びがない。反対にイタリア人は少しリラックスし過ぎている」そうだ。インスブルックの人はその間で良いバランスを取れているということだろう。

現地人オススメ観光スポット

出張の際にインスブルック在住のお客に連れて行ってもらった、現地人オススメの観光スポットをいくつか紹介したい。

マリア・テレジア通りと旧市街

街の中心部にあるマリア・テレジア通り。賑やかな通りの中心に置かれている聖アンナ像はインスブルックのシンボルとなっている。
この聖アンナ像は18世紀のスペイン継承戦争のときに、チロルの軍隊がバイエルンの軍隊を撃退したのを記念して建てられたそうだ。よってこの聖アンナ像はドイツの方角を向いている。

美しい街並みの旧市街地とこの聖アンナ像はインスブルックのお土産グッツにも多く登場している。

黄金の小屋根

旧市街を少し進むと見えてくるのは、「黄金の小屋根」だ。この金が張り巡らされた屋根のあるベランダはもともと、皇帝の鑑賞席だったそうだ。

チロル公国を継承した神聖ローマ皇帝マキシミリアン1世が、旧市街の中央広場で行われる祭りやイベントを鑑賞するために改装した。

旧市街の古めかしい建物に囲まれて、まるで中世のヨーロッパにいるかのような感覚になれる。

ハーフェレカー展望台

インスブルックの中心街から最も近い山ノルトケッテにある展望台。なんと市内からバスで数十分でこの展望台へ上るための、麓のケーブルカーへアクセスできる。

ケーブルカーで山を登るとインスブルックの街並みとイタリアとの国境の峠を一望できる。なんとも壮大な景色なので是非アクセスしてみてほしい。

この山はゲレンデにもなっていて、雪のシーズンはスキーやスノボを楽しめる。春夏シーズンはハイキングをする人が多いそうだ。

展望台では多くの人が景色を楽しんだり、ビールや食べ物を片手にのんびりしていた。冬なので少し寒かったが、ビールは格別の美味しさだ。

スワロフスキー・クリスタルワールド

クリスタルで有名な「スワロフスキー」の本社と工場もここインスブルックにある。その工場の横には、スワロフスキークリスタルを使ったアートを展示したミュージアムが併設してある。

世界中のアーティストから作品を募っており、日本人では草間彌生さんの作品が展示してあった。どれもスワロフスキーのクリスタルを使用していて幻想的な作品になっている。

また販売ゾーンもあるので、工場直売のクリスタルを使用したアクセサリーやオブジェなどを買うことができるのでお土産に良いかもしれない。

市内からバスで10分でリフトまで【豊富な自然資源と観光業】

インスブルックはウィンタースポーツの都市としてヨーロッパで知られている。冬季のオリンピックがこれまで、1964年と1976年に開かれている。
また冬になると、良質なゲレンデを求めてヨーロッパ各地から、スキーやスノーボードに観光客が訪れるそうだ。

出張中に驚いたのは、バスに乗っているとウェア着てスキー板を担いで人々が乗ってくることだ。実は中心街から最寄りのスキー場のリフト乗り場まで数キロしか離れておらず、街のどこからも普通のバスでリフトまでアクセスできるのだ。

まさに街全体がウィンタースポーツを奨励しているかのように、気軽にゲレンデへ向かうことができる。

ウィンタースポーツと密接に関わっている生活

実際、僕のお客も冬は週に数回、スキーを楽しむそうだ。アフターファイブでゲレンデへ向かっても十分時間もあり楽しめる。なんとも羨ましい限りだ。

こうした環境もあり、インスブルックの人々は世界中でも、所得のうちスポーツにお金をかける割合が高いという調査もあるそうだ。

その為、人口が10万人強しかいないマーケットにも関わらず、中心街にはBurtonなどウィンタースポーツの有名ブランドがお店を出店している。

観光資源を生かした「観光戦略」の重要性は、以前に読書要約した「新・観光立国論」にある通りだ。

まさにこのインスブルック は山という自然観光資源を十分に活かして、街の活性化を行なっている良い例だろう。

僕も同じような人口の田舎に住む身として、自分の市のあり方など、とても参考になると思った。

 

 

 

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