Avicii “Wake Me UP” 日本語訳 曲に込めた想いとは【ザ・EDMな名曲】

Avicii “Wake Me UP” 日本語訳 曲に込めた想いとは【ザ・EDMな名曲】

Aviciiという音楽アーティストを知っているだろうか。クラブミュージックやEDM、洋楽が好きな人なら、世界的に有名なDJなのでもちろん知っているだろう。あまり洋楽を聞かない人でも、ラジオやテレビなどで耳にした事があると思う。

残念ながら2018年に亡くなってしまったが、今もまだ彼と彼の曲は色々なアーティストからリスペクトされている。

彼の代表曲Wake me upはリリース後すぐに全英で1位を獲得。アメリカ、ビルボードアワードではTop Dance/Electronic Song部門で受賞した名曲だ。

もちろんメロディーやEDMならではの盛り上がりは最高なのだが、個人的にこの曲の歌詞がとても好きで感動する。

中には「全て英語なので歌詞を気にしたことは無いけど大好きだ」という人もいるが、ぜひ歌詞の意訳がわかるとより好きになると思うので今回は紹介してみたい。

ちなみに僕の和訳は、曲全体の意味に沿うように意訳してあるので、英文の直訳ではないので注意して欲しい。正直言って他の歌詞サイトにある和訳は直訳過ぎで、本当の意味が伝わらないと思う。

個人的にこの曲はEDMやクラブカルチャーをズバリ表す曲だと思っている。

Wake Me Up 日本語訳

Feeling my way through the darkness

  (暗闇の中で何が正解かはっきりしないけど、これが “自分だ” と思うんだ)

Guided by a beating heart

  (胸の鼓動が正直に教えてくれる)

I can’t tell where the journey will end

  (この旅(≒人生、生き方)がどこで終わるのかは分からない)

But I know where to start

(どこから始まったかは分かるけど)

この節では、若さゆえに人生に迷いながらも、自分のアイデンティティを見つけられそうだと言っている。
それは胸の高鳴りを覚えるものに素直に従った結果だと。
この考えや生き方がいつまで続くのかはわからないが、こんな風に生きられるようになったキッカケは今も覚えている。

They tell me I’m too young to understand

(周りは僕が若すぎるから(大人の言うことが)分からないんだ、と言う)

They say I’m caught up in a dream

(夢に囚われているんだ、と)

Life will pass me by if I don’t open up my eyes

(目を覚まして現実を見なければ、人生はすぐ過ぎ去ってしまうぞ、と)

ここでは、そんな生き方に反対する人の言い分が並んでいる。ミュージックビデオでは、反対する人たちや大人が、主人公の姉妹を蔑んだ眼差しで見るシーンがある。

Well that’s fine by me

(それならそれでいいさ)

So wake me up when it’s all over

(じゃあ全て終わった後に起こしてくれ)

When I’m wiser and I’m older

(僕が賢くなって、もっと老いた時に)

All this time I was finding myself

(これまで本当の”自分”と出会えたと思った時)

And I didn’t know I was lost

(僕は迷ってなんかいなかったさ)

サビにかかる部分では、ある種開き直ったように、自分の生き様を貫くフレーズが並ぶ。
タイトルのwake me up「起こしてくれ」は、大人の言い分「夢に囚われているんだ」、「目を覚まして現実を見ろ」というフレーズに対して、「全て終わったら起こして欲しい」という意思表示、つまりこのまま夢だろうが、現実逃避だろうが自分の信じた自分(道)をゆくことを決意している。

夢に生きている(何かに夢中になっている)間だけが、本当の自分を感じられる。
そしてその時は、確かなものなんだ。

I tried carrying the weight of the world

(期待に添えるよう頑張ってはみたけど)

But I only have two hands

(全てはできなかった)

I hope I get the chance to travel the world

(できるなら世界中を旅したいけど)

But I don’t have any plans

(そんな予定もない)

I wish that I could stay forever this young

(ずっとこのまま若くいたい)

Not afraid to close my eyes

(そうすれば月日が経つのを恐れないてもいいのに)

Life’s a game made for everyone

(人生はみんな平等に作られたゲームで)

And love is the prize

(愛がそのゴールだ)

So wake me up when it’s all over

(じゃあ全て終わった後に起こしてくれ)

When I’m wiser and I’m older

(僕が賢くなって、もっと老いた時に)

All this time I was finding myself

(これまで本当の”自分”と出会えたと思った時)

And I didn’t know I was lost

(僕は迷ってなんかいなかったさ)

I didn’t know I was lost

(僕は迷ってなんかいなかったさ)

I didn’t know I was lost

(僕は迷ってなんかいなかったさ)

I didn’t know I was lost

(僕は迷ってなんかいなかったさ)

I didn’t know (didn’t know, didn’t know)

英文法的解釈

I didn’t know I was lostは他サイトの直訳によると、「彷徨っていることに気づかなかった。」となっているが、それではこの曲の意味に沿わない。

ここではI didn’t think I was lost の意味と取るべきだと思う。I didn’t knowとされているのは口語的に、相手の考えに一応の理解をして反応しているからで、ここでは「目を覚まして現実を見ろ」と言う大人たちの意見に対して、(そうとは思ってないが、仮にそれが正しいとしたら)I didn’t know そうとは知らなかった。という意味になる。

Wake Me Up ミュージックビデオ

このPVでは、同じ生き方や考え方をしている人に姉妹は出会う。全員にAviciiのタトゥーが入っていることも共通の人間であることを示している。最後に姉妹は、周りのしがらみから抜け出して、自分達が居るべき居場所に辿りつく。同じように夢に生きる人が集まる場所に。PV内ではそれはAviciiがDJをするフェスになっている。

EDMやクラブが好きな人は共感してくれるかもしれないが、最高潮に盛り上がった時に、「今、最高!」という感情に支配されて、いわゆるハイになる瞬間がある。

Aviciiがこの曲に込めた想いは、その瞬間こそが彼の中でのリアルであって、通常の現実世界は恐らくリアルではなかったのだと思っている。だからこそ、「自分は本物だと思える今を生きている」「この瞬間こそ本物だ」と感じていて、だったら本物じゃない大人の世界、現実世界にはもっと後にWake me upしてくれ、と言う意味になるのだ。

EDMが大好きな人は、このハイになる感覚に取り憑かれて、また今夜もクラブへ行くと言う人もいると思う。そんな瞬間はまさに、他の事など考えられずに今が最高だと確信しているはずだ。

だからこの曲はクラブカルチャーやEDMが大好きな人のための曲だと言っても過言ではないと思っている。

でもそれ以上にこの曲をもっと大きく捉えると、何かに夢中になっている時に周りになんと言われようと自分の信念に突き進む応援歌として聞く事ができる。

カントリー調をポップにしたメロディも最高だけと、僕はこのWake me upの歌詞がとても気に入っている。

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